設立・沿革

栄光学園の校名の由来

「より大いなる神の栄光のために」
(AD MAIOREM DEI GLORIAM)

「栄光」という校名は、
「より大いなる神の栄光のために」というイエズス会の
モットーに由来しています。
神から与えられたすべての天分を養い育て、
より真実で美しく豊かな世界の実現のために奉仕することが人間本来の目的であることを示しています。
そして、栄光学園の校章は「榮」の字をかたどりながら、光は闇を貫いて世を照らし、救いの希望を与えていることを象徴しています。

設立

グスタフ・フォス師写真

本学園は、カトリック教会の修道会の1つであるイエズス会によって設立された。イエズス会は、イグナチオ・ロヨラやフランシスコ・ザビエルらによって1540年に創立された修道会で、400年以上にわたり全世界で各種教育活動に従事している。
日本においてもキリスト教が伝えられた16世紀に、早くも有馬・安土等に学院を創設し教育活動を始めたが、禁教令により次第に閉鎖されるに至る。
200年以上に及ぶ鎖国の後、明治末年には再びイエズス会員が来日し、新しい時代を担う青少年の教育を理想に、まず1913年、東京に上智大学、そして1938年、神戸に六甲学院を設立し、1947年に神奈川県横須賀市田浦の旧海軍施設跡地に本学園を設立した。
ついで1956年に広島学院を設立、さらに1983年には福岡の泰星学園(現「上智福岡」)が姉妹校に加えられた。1つの教育の理想を共有しながら、各学校の独自の伝統を生かしつつ、時代の挑戦に応えるべく努力を続けている。

創設期、戦後まもない日本社会の中で、ドイツ人の初代校長グスタフ・フォス神父は、他のイエズス会員や先生方と共に、混乱した戦後社会に希望の光を投ずべく、これからの日本を担う立派な青少年の育成を求め、物資の少ない当時より施設・設備等の整備・充実に日夜苦労を重ね、現在に生き続ける学園の精神とまた独自の教育のあり方を形成した。

1964年により良い教育環境を求め、広大な敷地と恵まれた自然環境を有する神奈川県鎌倉市玉縄の現在地に移転し、更なる発展の基礎を作った。
2クラス72人でスタートした学校規模も、今では24クラス1080人(1クラス45人で1学年4クラスの6学年)の学校になり、1万2千人以上の卒業生を数える。

沿革

1947年3月
横須賀市田浦に栄光中学校創立、グスタフ・フォス 校長就任
1947年4月 第1回栄光中学校入学式(2学級、72名)
1950年3月 第1回栄光中学校卒業式
1950年4月 第1回栄光学園高等学校入学式(2学級、58名)
1952年4月 中学校(473名)・高等学校(273名)の全学年が揃う
1953年3月 第1回栄光学園高等学校卒業式(卒業生49名)
1957年4月 中学校・高等学校各4学級編成となる(合計989名)
1957年6月 創立10周年記念式典挙行(記念事業として山小屋建設・ブラスバンド創部)
1957年7月
丹沢札掛に栄光ヒュッテ(山小屋)完成
1959年7月
三浦市諸磯に栄光海の家完成
1964年7月
田浦校舎より大船新校舎に移転
1967年6月 創立20周年記念式典挙行(記念事業としてアンツーカートラック)
1977年3月/4月 グスタフ・フォス 校長退任・富田 優 神父 校長就任
1977年6月 創立30周年記念式典挙行(記念事業として全天候型テニスコート)
1981年7月 諸磯の海の家を改築、新たに臨海教室が完成(2012年 閉鎖)
1987年6月 創立40周年記念式典挙行(記念事業としてグラウンド整備)
1988年4月 作道 宗三 神父 校長就任
1992年9月 美術・技術教室完成。アロイジオ会館完成
1997年4月 創立50周年記念式典挙行(複合校舎・第二体育館・現 聖堂棟完成)
1998年4月 関根 悦雄 神父 校長就任
2009年4月 金子 好光 校長就任
2015年4月 望月 伸一郎 校長就任
2016年4月 イエズス会を経営母体とする「学校法人 栄光学園」を含む5つの法人が合併し「学校法人 上智学院」が誕生
2017年4月
創立70周年記念式典挙行(新校舎完成)
2024年4月 柳下 修 校長就任